【第8歩】源泉徴収税・システム手数料・消費税について理解しておく

実際に発注者とやり取りをするとき、金額面で理解しておかなければならない点があります。

それは、源泉徴収税・システム手数料・消費税についてです。

これについて正しい理解がないと、相手が言っていることの意味がわからずに、トンチンカンな質問をしてしまうこともあるでしょう。

相手はやさしく教えてくれるかもしれませんが、「不慣れ」な印象を与えてしまいますし、「相手の時間を奪う」ことにもなりますので、印象は決してよくありません。

たとえ初心者ライターであっても、しっかり理解して、スムーズなコミュニケーションができるようにしましょう。

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源泉徴収税

まず、ライターとして仕事をしていくなら、必ず知っておくべき「源泉徴収税」について。

ライターとして報酬を得たら、年明けに確定申告をして、所得税を支払います。

この所得税を、発注者が、支払う報酬額から天引きすることで事前に徴収して、代理で国に納めることを「源泉徴収」といいます。

源泉徴収の対象となる報酬はすべてではありません。下記のように定められています。

  1. 原稿料や講演料やデザイン料等
  2. 弁護士や司法書士、税理士、弁理士などに支払う報酬
  3. 社会保険診療報酬支払基金法の規定により支払われる診療報酬
  4. プロ野球選手やプロ格闘家、モデル、外交員などに支払う報酬
  5. 芸能人や芸能プロダクション等を営む個人に支払う報酬
  6. 宴会等において、接待等を行うことを目的とするホステスに支払う報酬
  7. 契約金など、役務の提供を約束し一時に支払う報酬
  8. 広告宣伝のための賞金、馬主が受ける競馬の賞金

ライターとしての報酬は「原稿料」にあたりますので、源泉徴収の対象となるわけです。

また、発注者側が源泉徴収する義務を負うのは、「法人」である場合です。

クラウドソーシングのサイトでは、法人ではない個人事業主が発注者となるケースもありますが、その場合は、源泉徴収はありません。

源泉徴収の金額は100万円以下の場合、「10.21%」です。

仕事を請けて納品したら、実際に支払われるのは、契約金額の10.21%が天引きされた金額です。

ずいぶんと損した感じがするかもしれませんが、この10.21%分は、簡単にいえば、「所得税の前払い」です。

多く支払過ぎた場合は、確定申告すると還付があります。

私は税金の専門家ではないので、ここでこれ以上の説明は控えますが、税金周辺の知識は、フリーランスとして仕事をしていく上で必要です。

あとで知らなかったでは済まされないので、きちんと勉強しておくことをおすすめします

ちなみに、私は、確定申告後にドンッ!!と一気に税金の支払いが来るよりも、ちょこちょこと報酬から天引きで所得税を支払っておいた方が気が楽なので、源泉徴収にはまったく悪いイメージはありません。

システム手数料

次に、システム手数料についてです。

これも、報酬から差し引かれる金額になるので、把握しておきましょう。

利用するサービスによって、手数料の金額は異なります。自分の利用するサイトの説明ページをチェックしておきましょう。

クラウドワークスの場合
ランサーズの場合

これは、クラウドワークスやランサーズに支払う、サービスの利用料です。

基本的には、受注者側(ライター側)が支払うことになっていますが、時々、発注者側で支払ってくれるケースもあります。

金額は、クラウドワークスもランサーズも、報酬10万円以下分は20%です。

20%も引かれるのは痛いところですが、「自分で営業をかけて案件を獲得してくる労力・コストを、お金で買っている」と考えれば、安いものだという考え方もできます。

また、自分で直接取引をすると、だまされてお金が振り込まれないリスクもありますが、クラウドソーシングのシステムを利用することで、そういったリスクから身を守ることもできます。

消費税

最後に、消費税について。

これは説明するまでもありませんが、報酬の8%が加算されて支払われます。

システム手数料と消費税が込みが抜きかは事前に明確にしておくこと

源泉徴収税・システム手数料・消費税について理解した上で留意すべきことは、報酬金額の交渉時に、システム手数料と消費税は込みなのか、抜きなのかを明確にしておく、ということです。

こちらは、手数料込み・税別と思っていても、相手が手数料別・税込と思っていたら、実際に振り込まれる金額に大きな差が出てしまいます。

報酬金額のやり取りをする際には、

  • 1文字5円(税抜)システム手数料込み

のように、込みなのか抜きなのか、明示してやり取りするようにしましょう。

(補足)消費税・源泉徴収税は「切り捨て」で計算する

クラウドワークス・ランサーズ等を利用する場合は、金額は自動計算になるので、こちらで計算する必要はありません。

しかし、将来的に、クラウドソーシングサイトを通さずに直接取引でライター業をすることになった場合は、請求書を発行することになります。

そのときは、

  • 消費税・源泉徴収税は切り捨てする

と覚えておきましょう。

Excelで請求書を作成している場合、関数で切り捨ての設定をしておく必要があります。

参考記事
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